「やだって。やだやだ」
「何でだ」
「何でも何も無いだろ。やだから嫌だっつってんの」
「だから何で嫌なんだ」
「昨日ヤっただろ?だから今日はヤなんだよ」
「でも二日休みなんて早々無いぞ。というより今オレは凄くヤりたい」
「そんなのそっちの都合じゃねーか。オレはヤだ」
「慎吾〜、そういう事言うなよ。元はといえば、お前が襲ってくださいとばかりに無防備にぼけっと腹出して寝てたのが悪いんだろ?」
「何でオレが悪いんだよ。意味わかんねぇ。悪いのは、ただ寝てただけの人間にいきなり乗っかってきたお前だろ」
「そりゃさかるだろ。好きな人間が、お召し上がりくださいとばかりに目の前にいたら」
「何でだよ!その、オレをメシに例える癖止めろよ」
「しょうがないだろ。そういう感じなんだよ。ていうか、別に昨日やったからって今日もやっちゃ駄目なんて決まりは無いぞ」
「オレがやなんだよ。なんかまだケツがじんじんしてるし」
「大丈夫だって。多分」
「多分て何だ。分かりもしねーくせに無責任な事言いやがって」
「慎吾〜」