人様に贈ったイラストから妄想を広げてみました…。
「あっ!スンマセン和さん!オレ、寄りかかっちゃってたっスね」
「あ、いや、気にすんな。疲れてたんだろ。今日は頑張ったからなぁ」
「遠征で登板した帰りは大抵バスの中で寝ちゃうんス。この間はタケに寄りかかっちゃってたし」
「…!」
「その前は、利央のヒザに思いっきり倒れこんで爆睡しちゃったみたいで、足が痺れたって文句言われました」
「!!…準太、今度遠征があったら、またオレに寄りかかって寝て良いからな!」
「え、いやでも、そんな、和さんに悪いっすよ」
「いや、遠慮すんな。バッテリーだからな。旦那の世話ぐらいいつでも見てやるから」
「そうっすか?…じゃあ奥さんに甘えちゃいます(笑)」
「おう」

「こうして聞いてるとラブラブなのにねェ」
「準太は素でやってるからな。ちょっと始末悪ィよなぁ」






「(オレって何考えてんだろうな…よりによって男の後輩を好きになるなんてよ。 アイツがいつも一生懸命で、素直で、オレに懐いてくれちゃうもんだから、長い月日を過ごすうちにオレの中の何かが勘違いしちゃったんだろうな。バカだよなほんと)…はぁ〜〜〜…」
「おいおい、何かスゲー深いため息ついちゃって、どうしたよ?」
「いや、まぁ…(そもそも男の、しかもこんなゴツい先輩に、そういう意味で好かれちゃってるなんて知ったら、どう思うんだ?考えるのも怖えぇよ。普段、懐いてくれてるだけに余計キツイもんがあるよな。なのに踏ん切り付けようと思ってもつけられねぇ。こんな身近にいるから忘れようと思っても中々無理だしな)…何かオレ、疲れてきた。もう何かダメかもしんねぇ」
「おぉ〜い、しっかりしろよ主将。そりゃしんどいのは分かるけどさ。鬱憤溜まってんならオレに言えよ。ちょっとは気が晴れるだろ?」
「サンキュ」
「つか、そろそろ休憩終わりか?」
「そうだな」
「和さん!」
「…準太」
「次、投球練習ッスよ」
「あぁ今行く」
「慎吾さんも油売ってないで、さっさと守備練習行ってください」
「お前さ…いい加減慣れたけど和己とオレの扱いの違いは何なの。オレの事何だと思ってるわけ」
「ただの慎吾さんです」
「…あっそ」
「行きましょ和さん!」
「おう」
「(あ〜あ〜、ニコニコしちゃって。一方の和己は複雑を絵に描いたよーなツラだよ)」
結末が全く思い浮かばないまま書いてしまってます。どうなる。